2012年1月29日日曜日

ハンディーリトプレス機への挑戦

来年の二月に銀座で個展をすることになった俺。天地の歯車が寸分の狂いもなくきっちりと嵌り、まるで石臼を引く様な音を上げて運命の輪転が動き始めたように思える今日この頃。
されど天は雲海のきらびやかにうねり散らす大空を優美な指で指し示し「さあ存分に飛ぶがよかろうと」とサラウンド的にニュルンベルクの党大会的に重低音で胃の腑に異物を埋め込む様に言ったものの、はて?イカロスみてえな翼の生えたイケてる靴はどこよ?てな具合に、大きな作品を刷るリトプレス機は何処にありしや?と時間差で攻めて来る俺の脳はアウェー。

しかし、ほうけ続けているわけにはいかない。こうしている間に三蔵法師は天竺をめざし、ヤマトはイスカンダルまであと何キロとワープを繰り返している。

ビジョンはすでに見えるならば、あとは実体が残像を重ねて追いつくのみ、素早く後先を考えずに動かなければならない。飛んでいるトンボの羽が見えにくいように。

工房等にに行くのも吝かではないが、四畳半のリトグラフの看板を標榜してる以上、何らかの答えを出さねばならないだろう。

先日、バイト中にポンと出たアイデアが奇妙に引力を持つものだったので、採用する事にした。もしそれが出来たなら、熱さまシート並みの発明になるに違いないだろう。
早速制作に入る。
お楽しみに!

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