今年は楽しかったなあ。

来年の一月１２日から、２６日まで、池袋のブックギャラリーポポタムで蔵書票グル―プ展を行います。

今回は俺を含め、友人３人とEQIP（エキップ。フランス語でチームという意味）というユニットを作って、企画、制作を行いました。

僕はグラフィックデザインを幾つかやりました。ミニパンフとリーフレットとオリジナルスタンプと看板とウェルカムボードとか。

時間があったから結構作り込みました。でも肝心の出品作品がスカスカになったのは否めないですけどね。これは言い訳。

今回の企画は本にまつわる、蔵書票を作りましょうというもの。それぞれが自分のフェイバリットな本をチョイスするか、または自分の本からインスピレーションを得て作るんですが、俺は物語を書く事に挑戦してみたくなったので、今回はがんばって書いてみました。

若い頃から何度も挑戦してたんだけど、どうしても書く事ができなかった。
自分にはきっと向いていないと思っていたけど、今回はなぜかアイディアがどんどん出て来て筆が進む。
善し悪しは別にしても、もう原稿用紙で７０枚を突破している。

一体なにが変ったのだろう。
たぶん肩の力が抜けたせいかなと思う。
俺は俺の出来る範囲内でやれる事をやってみようと考えられるようになったのだと思う。
洞窟の中の小人の靴屋のように、世界の片隅でいいものをコツコツと作る事にしよう。
世界への義務も歴史の誘惑にも構わず、自分自身と友人の為に、猫が日向で体を温めるように、内相的に坪庭的にマリモ的に。

ようやく、力が湧いてきたぞ。
刮目して待て2011年！