2010年10月8日金曜日

フォレスト雁皮

ゆうゆうと襟袖から体表をめぐり、中空に浮かんとするような気心地のよさこそ秋風なるよ。
今日は、午後から新宿の世界堂へ物資の補給に行ってきた。

アルミ版の製版には、やはりチンクタールのみでは心もとなしと馬首を翻し、いざ王都へ。はるか砂塵にかすむ蛮地こそ俺だったのだなあ。文明!文明!文明!文明!文明!文明!文明!と貫頭衣を脱いで、ヒートテックを着るのよ。まつろわぬ者の心意気はいずくに消え去りか。

製版墨やインクの除去液としてテレピン油を買った。これでもいいんだってねえ。油って書いてあるけど大丈夫かいな。

筆。御フランス製の超細筆を買う。細かいアラビアゴムでのマスキングには。bien sur c'est comme ça!!

紙 雁皮紙を初めて買った。値段が高くて手が出なかったけど、蔵書票にピラピラの薄い紙に刷りたかったから。エイヤと身銭で自分自身を切った。本物の猟師は獲物を撃つ時に、自分自身も撃つと、ものの本で読んだ事があるが、これか?!

買い物は楽しいぜ。

家に帰って、雁皮紙をだそうとしたら、丸めた筒がすっと床に落下。おりしも歩いていた足でフッと踏んだ。せっかくのガンピが一瞬でシワモノに。神はいる。俺は確信した。やっぱ受難すか?

まっという訳で、どうでもいいお話でした。

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